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「疎外感」からの内観(Rちゃんの場合)②

前回のつづきを残す。
まず「内観」について

Wikipediaより

心理学研究のために、自分自身の精神状態を観察する方法。
または
江戸時代の禅僧・白隠慧鶴の著書『夜船閑話』(やせんかんな)に紹介されている心身のリラクゼーション法。

などがある。

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Rちゃんの内観。
あるワークショップで感じた「疎外感」
そのネガティブな感覚を感じとり帰宅。
その後、家族でコロナ感染し
1週間の自宅待機となったようで
その流れから
思わず時間がとれて
じっくりと自身と向き合う時間をとることができた
ということだった。

今までは
ネガティブな感情が湧いた場合
すべては周囲のヒトや環境に原因がある
としたり
茶化したり胡麻化したり
してきたRちゃんだったようだが
今回はじっくりと自身の内面に意識を向かわせ

・今回どのようなシーンで「疎外感」を感じたのか?
・「疎外感」の起源は?
・幼少期に感じていた「疎外感」
・母との関係のなかではじまった疎外感をはじめとする
劣等感や猜疑心などのネガティブな感情の膨張
・母との関係性は悪化する
・その感情に蓋をしてできるだけ避けるようにしてきたこと
・それでも、その蓋が開いてしまうと感情崩壊すること
・関係する相手を責めること(同時に自責する)
さらに環境に理由を求めること
・こころに蓋をしていることを自身にも隠すように
明るい自己像をつくりあげたこと
・その蓋に触れるようなヒトとは距離をとる(または避ける)
など

かなり深いお話を聴くこととなった。

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わたしがRちゃんとのやりとりで
なんとなく感じていた「不安感」を
Rちゃんご自身で内観し認める作業だったよう。

「怖い」と思っていた
蓋の下にある自身のネガティブな感情と
それにまつわる過去のエピソード。

でも、じっさいにじっくりと
それらに対峙してみると
肩の荷が下りたような
リラクゼーションや安心感を感じたようだ。

「どれもこれもわたしだから
今まで嫌っていたところも認めて
どんな自分も変えようとか思わず
肯定していきたい」

という
Rちゃんのことば。

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わたしはRちゃんとのこのやりとりで
一緒に浄化された気持ちになった。

Casa Solunaを
基本的にマンツーマンのスタイルにしたのは
このためかもしれない。

しかもカラダを動かし体感を感じ深めていく
ということは
そのなかに含まれている
意識や記憶、感情や感覚を
呼び覚ます効果があるのかもしれない。

一人一人のその澱のように
溜め込んでしまった感情を
二人三脚で解き放っていけたらな
と、あらためて感じる告白の日だった。

この記事を読んでくださった方のおひとりでも
お役に立てることができるなら本望。
どうか、だれもが自身を好きになって
自分らしいしあわせを手に入れることができますように
願うばかり。
日々、いろんなことが起きるし
嫌な想いをすることもあるし
それでもあきらめず自身を生きて
関わるひとたちと手をとって
生きていける世の中ならなおよい。

わたしにも言ってる。

Rちゃん
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。


*今回の記事はRちゃんの許可を得て
 ブログにまとめさせていただきました。
 日常的に潜在意識や内観について
 お話ししてる訳ではないです。
 が、ご興味あれば話題にしてくださると
 いろいろお話できるかと思います。


Casa Soluna
橘高賀代